カフェ開業3(女性30代)

事業計画書サンプル紹介

1.事業計画書表紙

事業計画書の初めには
・創業場所
・開業予定日
・事業計画者名など
個人創業・法人創業、創業形態ももれなく記載しましょう。
通常のお仕事等でもあるような決まったタイトルを入れましょう。

2.創業動機

事業計画書を作成させて頂いていて最も感じる事は「創業動機が重要」ということです。
創業動機は自己的な動機ではなく、社会・経済に貢献できるものが素晴らしいと感じます。
事業の根底を成す「創業動機」が「儲かりそうだから」等では、誰からの応援も得られないと判断されても仕方がないと感じます。
誰かを応援したい、誰かを幸せにしたい!それが「創業動機」だと思います。
「創業融資のフルサポ」の「創業動機」(企業理念)は創業者の成功を支援させて頂くことです。

3.略歴

創業するにあたって、その仕事内容に関する経験が全くないというのはとてもマイナスなポイントとなってしまいます。
逆に言うと、創業の内容に関係する職歴・経歴はとてもいいポイントとなるということです。

あなたの創業に関する仕事の経験、強み、アルバイト歴、職歴等を書きましょう。
もちろん、資格もあれば強みになります。

4.開業予定地

カフェの立地条件は、融資においても、実際に開業してからも重要なポイントです。
融資担当者の方に開業場所のイメージを持っていただきましょう。
商圏に応じた周辺の地図を添付しましょう。

5.市場環境

創業する内容、地域に関する市場の環境を説明しています。
ターゲットとする顧客についての説明と、ターゲットの人口が地域に何人いるか等を記載しています。
公的資料を用いた具体的な数字と、客観的な説明が大切です。

6.セールスポイント

事業のセールスポイントを記載します。
店舗やメニューに関することなどで優れている点、他にはない点などを記載します。

7.提供予定メニューイメージ

取り扱うメニューの一部のイメージ画像を記載しています。

8.メニュー価格

各メニュー毎の価格、原価率などを詳細に記載しています。

9.競合店

市場となるエリアの中で立地が近い、コンセプトが似ている等、競合が予想される店舗の名称と場所に加え、一部店舗の写真を添付して説明しています。

10.競合との立地

上記で取り上げた競合店と、開業予定地の立地を示した地図を添付しています。

11.集客方法

集客方法について説明します。
開業したことの周知方法、メニューの工夫、来客による紹介を促すキャンペーンや閑散期への対策など、具体的な内容を記述しています。

12.必要な資金と調達方法

設備費用に加え、家賃や光熱費・通信費、販促費等も記載します。
そして調達資金ですが、自己資金が0円というのはかなり厳しいです。
「融資する側から考えて、親や身内から協力(援助)が得られないような仕事に、なぜ融資しなければならないのか?」と言われた事が有り、納得しました。
そうですね、融資をする立場の方が、「あなたの身内が協力してくれるのなら、こちらも応援します!」という気持ちになるのも分かる気がします。

13.事業3ヵ年計画

開業当期だけでなく、事業の見通し、スケジュールを3年間の計画として掲示しています。

14.売上・根拠

売上の算出には主観的な言葉ではなく、具体的な数字や客観的な根拠が必要です。
条件の違い毎に、1日あたりに見込める時間別の客数、単価等を平日、祝日と区別して記載し、その数字売上を算出しています。
加えて店舗の見取り図を添付し、上記の説明により具体性を与えています。

15.事業の見通し1年目

創業1年目の事業の見通しです。
事業の見通しは事業計画書において核となる部分です。
売上、人件費、家賃、減価償却や利息等、客観的に見て合理的な数字を記載しましょう。

16.事業の見通し2年目

2年目の事業の見通しです。

17.事業の見通し3年目

3年目の事業の見通しです。

18.許可について

創業する業種によっては「許認可」が必要な物がございます。

融資は許認可取得後になりますので、飲食店・理美容業の方は特に注意しましょう!