カフェ開業1(男性20代)

事業計画書サンプル紹介

1.事業計画書表紙

事業計画書の最初には
・創業場所
・開業予定日
・事業計画者名など
個人創業・法人創業、創業形態ももれなく記載しましょう。
通常のお仕事等でもあるような決まったタイトルを入れましょう。

2.創業の動機

事業計画書を作成するというお仕事をさせて頂いて一番感じるのは「創業動機が重要」という事です。
創業動機は自己的な動機ではなく、社会・経済に貢献できるものが素晴らしいと感じます。
事業の根底を成す「創業動機」が「儲かりそうだから」ということでは誰からの応援もないと判断されても仕方がないと感じます。
誰かを応援したい、誰かを幸せにしたい!それが「創業動機」だと思います。
「創業融資のフルサポ」の「創業動機」(企業理念)は創業者の成功を支援させて頂くことです。

3.経歴と保有資格

創業にあたって、その事業内容の経験が無い事は大きなマイナスポイントとなってしまいます。
逆に言うと、創業の内容に関係する職歴・経歴が有れば、とてもいいポイントとなるということです。

あなたの創業に関する仕事の経験、強み、アルバイト歴、職歴等を書きましょう。
もちろん、資格もあれば強みになります。

4.セールスポイント①

取り扱う商品と、店舗内装のセールスポイントを1ページにつきひとつずつ、細かく記載しています。
お客の選択肢の幅の広さや、ターゲットとする女性に特に配慮しているメニュー、内装であることを説明しています。

5.目標店舗とライバル店舗

目標としている同業種の店舗の名称、所在地と、開業予定地の近隣で競合することが予想される、近い業種の店舗の名称と所在地をリスト形式で記載しています。

6.販売先と仕入先

資金繰りの表に影響する重要な箇所です。
特に仕入れ先のシェア・取引形態をしっかり把握・記載をして事業計画書の資金繰り表が適正となるように必ず記載をしましょう。
資金繰りのショートした事業計画書は100%否決されます。

7.売上の考え方

後述の事業の見通しに記載する売上・経費は全て客観的な根拠が必要です。
こちらの事業計画書では時間帯毎に平均単価や原価率を記載し、それらの数字から、平均販売粗利を算出し記載しています。

8.必要な資金と調達方法

左側に必要な資金の総額、右側に資金出処を記載します。
・売上(年計)×3年分
・売上原価(年計)×3年分
・売上総利益(年計)×3年分
・経費(年計)×3年分
・人件費(年計)×3年分
・減価償却(年計)×3年分
・営業外利益・費用(年計)×3年分
・営業利益(年計)×3年分
・経常利益(年計)×3年分
・資金繰り表(年計)×3年分
・返済計画表(年計)×3年分
を記載しています。

9.人件費計算方法&販促方法

カフェは人件費が高いビジネスですので、その金額が本当に必要なのか?過不足はないのか?売上に対して適正な人数か?を納得して頂くため、計算方法を記載しました。

10.事業の見通し

事業計画書の核となる部分です。
①人件費に社会保険料金は適正に含まれているか?
②家賃の坪単価は適正?
③原価償却は何年?償却方法は?
④利息は何%?
⑤元本返済は据置期間を設ける?設備資金は何年で返済?運転資金は何年で返済?
⑥運転資金がショートしていないか?
⑦損益分岐点は適正か?
上記の項目は最低でも客観的に見て合理的な数字を記載しましょう!

11.許可について

創業する業種によっては「許認可」が必要な物がございます。

融資は許認可取得後になりますので、飲食店・理美容業の方は特に注意しましょう!